2025年– date –
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世界はなぜでできている
なぜ私たちは「旬」という小さな言葉に心を動かされ続けるのか?
秋、旬の国へ。 秋は、食卓がいちだんと賑やかになる季節です。里芋、さつまいも、松茸、銀杏。柿、梨、りんご、ぶどう。そして、何と言っても炊き立ての新米。 この顔ぶれを眺めるだけで、胃袋が思わず拍手を始めます。 日本人にとって「旬」とは、ただの... -
名もなき功労者たち
池田菊苗(いけだ きくなえ) —— 日本の「うま味」が世界の「UMAMI」になる道を拓いた化学者
誰も気づいていなかった『第五の味覚』続きをみる -
名もなき功労者たち
高橋浩之・石墨慶一郎・杉谷文之 ── コシヒカリを生んだ3人の信念のバトンリレー
日本人の3人に1人が食べる米の物語続きをみる -
世界はなぜでできている
なぜ日本には1,100もの伝統色があるのか?~現代人にこそ必要な、違いを感じ取り、言葉にする力~
あなたは「緑」をいくつ言えますか? 萌黄(もえぎ)、若草(わかくさ)、鶸(ひわ)、常磐(ときわ)、若竹(わかたけ)──。どれも同じ「緑」なのに、微妙に表情が異なります。萌黄は春の息吹、若草はやわらかな陽光に笑う草、常磐は凛とした冬の松。その... -
世界はなぜでできている
なぜ日本の「藍色」は「ジャパン・ブルー」と呼ばれ、日本を象徴する伝統色になったのか?
世界が「日本の青」と呼んだ色 ── サッカーにも、ジーンズにも流れる“藍の記憶” サッカー日本代表のユニフォームの青を見ると、胸の奥が少し熱くなる。デニムの深い青を目にすると、なぜか懐かしい気持ちになる。それは偶然ではありません。 どちらの青に... -
世界はなぜでできている
なぜカエルの鳴き声は、日本人は「ケロケロ」、アメリカ人は「リビット」と聞くのか?~日本語と英語でオノマトペ(擬音語・擬態語)がこんなに違う理由~
カエルは何と鳴くのか? 夜の田んぼに響くカエルの合唱。日本人の耳には「ケロケロ」「ゲコゲコ」と聞こえます。ところがアメリカ人に尋ねれば、同じ声が「ribbit, ribbit」と返ってくるのです。 もちろん、カエルが日本語や英語を話しているわけではあり... -
世界はなぜでできている
なぜ日本人は虫の鳴き声を味わうのか?~西洋では雑音、日本では情緒の不思議~
秋の夜長の、小さな謎 都会では減りましたが、秋の夜に窓を開ければ――「リーン、リーン」「コロコロコロ」「チンチロリン」。田舎なら、いまもそんな虫の声が聞こえるでしょう。 そのとき、あなたは何を思い浮かべますか。「秋だなあ」としみじみ感じるな... -
世界はなぜでできている
なぜ「食欲の秋」と言われるのか?~秋になると食欲が増す理由~
「食欲の秋」は気のせいじゃない 「どうして秋になると、最初の一口がいつもよりもおいしいのだろう」。それは気のせいではありません。 私たちの身体には、季節の変わり目を感じて静かに準備を始める「内なる暦」があります。朝夕のひんやりした空気に触... -
世界はなぜでできている
なぜ日本の地方はこんなに個性豊かなのか?その9 ~ゆるキャラとB級グルメが語る現代のご当地戦略~
霞んだふるさとの顔を、どう取り戻すか 日本の47の都道府県は、まるで47色の絵の具のパレットのようです。言葉も祭りも食べ物も、その土地ごとに異なる彩りを放ち、ひとつとして同じ色はありません。 ところが戦後の高度経済成長の波は、その豊かな色彩を... -
世界はなぜでできている
なぜ日本の地方はこんなに個性豊かなのか?その8 ~多彩な自然環境への解答用紙としての地域文化~
自然という試験官が描いた地域の個性 日本を旅すると、風景や料理だけでなく、「人の雰囲気」まで土地ごとに違って感じられることがあります。同じ日本語を話しているのに、挨拶の仕方や時間の感覚、仕事の段取りまで、微妙にリズムが変わる。 その違いは... -
世界はなぜでできている
なぜ77歳になると喜寿、88歳になると米寿と呼ばれるのか?
七七・八八に隠された、日本人のユーモアと敬意 どうして77歳は喜寿(きじゅ)、88歳は米寿(べいじゅ)と呼ばれるのでしょうか? 祖父母のお祝いの席で耳にしても、その理由までは考えたことがない。そんな方も多いはずです。 七や八という、ただの数字。... -
世界はなぜでできている
なぜ秋になると木の葉は赤や黄色に変わるのか?~植物たちの一年最後の晴れ舞台戦略~
毎年恋しくなる、あの黄金色の並木道 毎年の秋、私は家族や友人と神宮外苑のイチョウ並木を歩くのを楽しみにしてきました。黄金色の葉が一斉に輝き、まるで並木道全体が大きな毛布を空に広げたように、私たちを包み込んでくれたものです。 ところが、ここ...